大西脳外科クリニック

大西脳外科クリニック

骨を強くする食事を意識しましょう

年齢とともに気になってくる「骨の健康」。骨がスカスカになり、もろく折れやすくなる骨粗鬆症は、高齢者に多く見られる病気のひとつです。
加齢とともにリスクが高まるため、日頃の食事でしっかりと予防していくことが大切です。

骨を丈夫にするために大切な栄養素

骨粗鬆症の予防には、以下の栄養素を意識して摂りましょう。

  • カルシウム(骨の主成分)
  • ビタミンD(カルシウムの吸収を助けます)
  • ビタミンK(骨の形成を助けます)


反対に、以下の摂りすぎには注意(カルシウムの吸収を邪魔するため)が必要です。

  • 食塩
  • アルコール
  • リンを多く含む食品添加物(加工食品や一部の清涼飲料水など)



◆ カルシウムを多く含む食品(一部紹介)

※カルシウム量は「日本食品標準成分表(八訂)」より引用
目標摂取量:1日700~800mg

食品 含まれるカルシウム量
牛乳(200ml) 約 220mg
ヨーグルト(80g) 約96mg
煮干し(10g) 約220mg
木綿豆腐(半丁 150g) 約140mg
小松菜(1束 95g) 約162mg



◆ ビタミンDが多い食品(一部紹介)

※ビタミンD量は「日本食品標準成分表(八訂)」より引用
目安量:1日9.0μg程度

食品 含まれるビタミンD量
紅サケ(切り身 1切 約100g) 約33μg
サンマ(焼き 1尾 約100g) 約16μg
まいわし(1尾 約60g) 約19μg



◆ビタミンKが多い食品(一部紹介)

※ビタミンK量は「日本食品標準成分表(八訂)」より引用
目安量:1日150μg

食品 含まれるビタミンK量
納豆(1パック 50g) 約300μg
モロヘイヤ(60g) 約384μg
ほうれん草(60g) 約162μg
ブロッコリー(生60g) 約126μg



食事のポイント

  • 一つの食品に偏らず、いろいろな食品をバランスよく食べましょう。
  • 外食や加工食品が多い場合は、カルシウムの吸収を妨げる成分の摂りすぎに注意しましょう。



栄養相談をご希望の方へ

当院では、個別栄養指導を実施しております。
詳しくは、担当医までお気軽にご相談ください。


関連記事(O's News)はこちら

コラム

  • 受診を迷ったりしていませんか?

    受診を迷ったりしていませんか?

  • 脳卒中の栄養管理

    脳卒中の栄養管理

  • 歩くことと認知症予防

    歩くことと認知症予防

  • 脳卒中、寒暖差にご用心!

    脳卒中、寒暖差にご用心!

  • 認知症と車の運転 ~いつまで運転していいの?~

    認知症と車の運転 ~いつまで運転していいの?~