大西脳神経外科病院

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助川理子さん

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シンデレラ休暇取得者の声

 

看護師

すけがわ みちこ 

助川 理子さん

(平成29年1月~3月 休暇取得)

 

 

休暇取得のきっかけは?

 当院に就職する前の約半年間、アフリカ・ケニアで医療ボランティアをしていました。私が現地に何を残せたかは分かりませんが、途上国の厳しい環境と現状を自分の目で見て、そこから学び得たその経験は私にとって人生の大きな転機となりました。この先の自分の人生、アフリカの人々とずっとつながっていたいと思うようになり、日本で仕事を続けながらボランティア活動を続けられる制度に非常に魅力を感じ、取得を希望させていただきました。

 

(※掲載写真は、当院就業前にアフリカ・ケニアで、医療ボランティアをした頃のものです。)

休暇取得の目的は?

 休暇期間はまたアフリカでボランティア活動をしたいと思っているのと、アフリカのみならず他国へも目を向けてもっと自分の視野を広げていきたいと考えています。また、3か月間あるので語学や心理学の勉強などにも取り組み、夢に向かって一歩一歩進んでいきたいと思っています。

 

 

シンデレラ休暇/(株)ヤスメル提案について

 この制度を始動させるにあたり、ご多忙の中準備や話し合いを進め、立ち上げて下さった病院関係者の皆様と快く迎えてくださったスタッフの皆様すべての方へ心から感謝しています。制度を通して、看護師の枠を越え、与えていただいた環境を最大限に生かし、自己の成長と新しい自分を発見していけたらいいなと思っています。

 

ホームページをご覧の皆様へ

 一歩踏み出さなければ見えない景色と新たな自分がいます。この制度を通して、新しい可能性を秘めた自分と出会い、多くのことを吸収し、その人にとっての人生がより豊かなものになったらと願っています。私は、素晴らしいスタッフで溢れ、恵まれた環境の中当院の一員として働けていることに日々感謝と誇りを感じています。ホームページをご覧の皆さまと一緒に働けることを楽しみにしております。

 

 

シンデレラ休暇取得後の声 ( 当院広報誌「ぶれいん第33号」掲載内容 )

海を越えて 私が過ごした3ヵ月

 

 この3ヵ月の休暇を利用して、まず国内で東北大震災復興支援を行ったのち、国外では主にケニア・タンザニア・タイ・ベトナムに滞在し、看護師として医療ボランティアを行いました。私にとって、これまでの人生の中でこんなにも濃い3ヵ月はありませんでした。

 この期間の中で、一番印象に残っているのがアフリカ滞在です。アフリカは私の人生を大きく変えてくれた特別な国で、渡航は今回が3回目となりました。現地の人たちとの懐かしい再会とたくさんの新しい出会いがあり、毎日が感動と刺激で溢れていました。発展途上の中にあるケニアやタンザニアでは、医療の手が届かないため人々は痛みにただただ耐えて、早くに亡くなっていく現状があります。『貧困』に苦しみ、親の顔を知らない子、靴も履けない、学校にも通えない、そんな子供がたくさんいます。滞在中は、現地の病院で看護師として働いたり、現地医師と村へ巡回診療に行きました。目を背けたくなるような現実に直面し、過酷な環境の中で自分自身も体調を壊し、何もできない自分に不甲斐なさを感じ、何度も心が折れそうなときがありました。そんなとき、いつも立ち直らせてくれたのは、現地でひたむきに生きる子供たちの姿でした。文化や風習、宗教や言葉の壁を越え、一緒に働くことはもちろん決して簡単なことではありませんでしたが、そこから得られたすべての経験が今の私の財産となっています。

 この休暇期間で、何か変わったかと言われたらはっきりとは分かりませんが何より私は、これまでよりもずっと明るい未来を想像できるようになりました。世界のどこかに帰る場所、帰りたいと思える場所があることって本当に幸せなことだと思います。幼い頃からの夢であった、国際医療に携わる仕事がしたいという思いはさらに強まりました。いただいた機会、そこから得ることのできたたくさんの経験と夢を忘れずに、これからもっともっと世の中に返していけたらと思います。すべては、院長先生をはじめ、この制度実現に向けて関わって下さった皆様一人ひとりのおかげだと思っています。心から感謝の気持ちを込めて、3か月間を本当にありがとうございました。